中学受験 国語の説明的文章が苦手…そんなお子さんの読解力がグンと伸びる“解き方の型”とは?

読解力がグンと伸びる“解き方の型”とは? 中学受験

はじめに

「国語の成績が伸びない…」「説明的文章が苦手…」

そんな悩みを抱える保護者の方は多いのではないでしょうか?

小4では、国語が唯一の成績を引っ張ってくれていました。算数で点数が取れなくても、国語の点数が良く、何とか上のクラスに入れていたんです💦塾の国語の先生が変わった小5になると、パタリとその構図が一遍!!国語が足を引っ張る教科に・・・・小6夏前になり、なんとか国語が元に戻ってきました。。。。

実は、説明的文章は “読み方の型” を知るだけで、誰でも読めるようになります。これは、元小学校教員であり中学受験を経験した保護者として、実感していることです。

今回は、説明的文章が苦手なお子さんでも、読解力をグンと伸ばせる方法をご紹介します。


説明的文章が苦手な子の3つの共通点

子ども

まず、説明的文章が苦手なお子さんには、次のような共通点があります。

  1. 文章をなんとなく読んでいる
  2. 「何が言いたいのか」がつかめていない
  3. 問題を「本文に書いてあること」ではなく「自分の考え」で答えてしまう

何を隠そう、小6の我が子は、筆者の主張に合うものを選びなさいという選択式の問題で、例を選んでおりました。つまり、「何が言いたいのか」がつかめず、例示と混合していたんです💦こうした子たちは、「型」を知らないまま、感覚だけで解こうとして失敗しています。


読解力が上がる!説明的文章の「解き方の型」5ステップ

1. テーマ(話題)をつかむ

最初の段落で「この文章は何について書かれているか」をつかみます。

2. 筆者の主張を見つける

筆者が一番伝えたいことは何かを探します。 「〜べきだ」「〜と考える」などの言葉に注目!

3. 理由・具体例を読み取る

主張を支える理由や例を見つけましょう。 「たとえば」「なぜなら」などがヒントです。

4. 接続語で流れをつかむ

「しかし」「つまり」「このように」などの接続語が出てきたら、その前後に注目!

5. 問題は“選択肢→本文”の順で解く

選択肢を先に見て、答えを探しながら読むと効率的です。


「主張」と「具体例」を見分けることがカギ!

説明的文章では「主張→理由→具体例」という流れが基本です。

お子さんがよく間違えるポイントは、具体例を主張だと勘違いしてしまうこと。

👉 主張は「筆者の考え」 👉 具体例は「その考えを説明するためのもの」

この違いを意識するだけで、正答率がぐんと上がります。


読解力を支える「語彙力」と「記述力」の育て方

● 語彙力アップのコツ

  • 毎日5分「言葉プリント」や「四字熟語・ことわざカード」で語彙を増やす

● 記述力アップのコツ

  • 「なぜ?」と聞かれたら「理由は〜から」と書くクセをつける
  • 本文の言葉をできるだけ使う

家庭学習でも短時間でできるので、コツコツ続けるのがおすすめです。


我が家で実践して効果があった勉強法(体験談)

わが家の娘も、国語の成績が伸びずに悩んでいました。

「型」を意識して、次のことを続けた結果、模試の国語偏差値が10以上アップしました。

  1. 一緒に本文を声に出して読む
  2. 接続語に線を引く
  3. 毎日5分の語彙と記述練習

まとめ

国語は「センス」ではなく「型」で伸ばせます。

お子さんが「なんとなく読む」から「考えて読む」に変わることで、読解力は大きく変わります。

ぜひ、ご家庭でも「解き方の型」を取り入れて、国語の成績アップを目指してみてください!


※無料PDF「解き方の型シート」も配布予定!